神からの贈り物



___ 愛は技術だろうか?

日本に帰国する際にはいつも本屋に立ち寄って理由もなく本を探すようにしている。
なんなら楽しみの一つだ。
シンプルな題名に惹かれて手に取った本、3ページ目を読む前に閉じて買うことにした。





施術を始めて気付いた事の一つに、患者さんの持つ”意識”と、その”マインドセット”の在り方によって施術結果にいろいろな違いを生む。

意識、思考、マインドセット、性格、それぞれ意味は違うが、その構成のされ方は似ている。
その人が産まれ、育てられた環境、その際に使われた言葉の掛け方、表情、姿勢、数え切れない程の要素が一人一人の”頭の中の声”を作っている。

この世界の見え方は個人によって差があるのはハッキリだ、誰でもみんな一人は頭の中に浮かぶ
「いつもネガティヴ」な人の話を聞いくと自分のいる世界が少しマシに見える。

私はそれを”フィルター”と呼んでいる(カメラレンズの先端に取り付ける物)
フィルターはカメラに入る光の量や性質を物理的・光学的に変化させる、私たちは同じように個人の持つ(お手製の)フィルターを使ってこの世界と関係を持つ。


”Perspective” “視点、観点、見方”


患者の置かれている状況を知るために施術者は一緒に座り、問診を行う。
それは、練習と積み重なった情報の分析と経験により上達する、



紛れもない技術だ。



起きたイベントを一つ一つ丁寧に思い返し、情報を聞き出し、整理をする。
正しい診断、治療を行うためには余計な情報を弾いて、今行える最善の策を討つ。

数を重ねるたびに、いろいろな変化を入れたり、時に失敗をする。
環境によって質問の仕方や会話の運び方が常に変わる。




”愛することをやめてしまうことはできない。だとしたら、愛の失敗を克服する適切な方法は一つしかない。失敗の原因を調べ、そこから進んで愛の意味を学ぶ事である

そのための第一歩は、生きることが技術であるのと同じく、愛は技術であると知ることである。”

-The Art of Loving.
Erich Fromm



私は、今日も何げもない些細なことが美しく思える。


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